夏休みやゴールデンウィークなどの長期休暇になると、期間限定で深夜早朝便を運航する航空会社が何社か出てきます。利用することで以下のようなメリットが得られるため、多くの人に人気のフライトとなっているんです。
- 航空券がお得に購入できる!
- 仕事終わりでもフライト時間に間に合う!
- 現地での滞在時間が延びる!
長期休暇では飛行機を利用する方も多いと思うので、各航空会社の深夜早朝便の特徴をチェックしておきましょう。
今回は、羽田空港で深夜早朝便を運航している航空会社6社を紹介していきたいと思います!
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深夜早朝便とは?
深夜早朝便とは、深夜早朝の時間帯を使い運航される特別フライトのことです。
現在、羽田空港で深夜早朝便を運航している国内線の航空会社は以下の6社。
- ANA
- JAL
- スカイマーク
- スターフライヤー
- エアドゥ
- ソラシドエア
大手航空会社から中堅航空会社までと、さまざまな航空会社が深夜早朝便を運航していることが分かります。
JALとソラシドエアに関しては2日間限定のフライトとなっており、他の航空会社に比べると運航期間はとても短いです。将来的には長期間運航するのではないかと思っていますが、今のところは様子見といった感じでしょうか。
特にJALは同じ大手であるANAの深夜早朝便が夏の定番となっているため、どうにか自分たちも深夜早朝便を定着させたいという気持ちはあるのではないかと思います。
ただ、去年の夏は沖縄→東京の早朝便を約3ヵ月間運航していたので、今年の2日間限定という短さから考えると思ったよりも利用者がいなかったのかなと感じてしまいますね。
深夜早朝便のメリット・デメリット
深夜早朝便を利用する上ではメリットがある反面、もちろんデメリットも存在します。また、利用する空港によっては注意しなければならないこともあります。
いざ利用してみたら最悪だったとならないためにも、メリット・デメリットをしっかり理解した上で利用することが大切かと!
- 航空券がお得に購入できる!
- 仕事終わりでもフライト時間に間に合う!
- 現地での滞在時間が延びる!
1つ目のメリットは、航空券がお得に購入できる点です!全ての日程で深夜早朝便が最安値というわけではないですが、最安値で購入できる日が多いというのは事実。
例えばANAの場合、早割を利用すれば片道9,000円ほどで沖縄まで行けてしまえます!
2つ目は、普段よりもフライト時間が遅いという点!「フライト時間が遅いことにどんなメリットがあるの?」と思った方も多いかもしれませんが、深夜便は24時~2時の間のフライトが多いため、仕事終わりでもフライト時間に間に合うんです。
ただし、公共交通機関で空港に向かう方は終電などに注意が必要!
3つ目は、現地での滞在時間が延びるという点!深夜早朝の時間帯に現地に到着するため、空港到着後レンタカーで目的地まで向かってしまえば朝一から目的の場所で楽しむことだって可能なんですよね。
- 現地の公共交通機関の運行が終了している
- 朝まで待機できる空港が少ない
- あまり満足に眠れない
1つ目のデメリットとして挙げられるのが、現地の公共交通機関の運行が終了しているということです。空港によっては深夜便利用客のために高速バスを臨時運行している会社もあることから、自分が利用する空港の情報はあらかじめ調べておきましょう。
2つ目は、ほとんどの空港は朝まで待機できない点です。今のところ、空港内で朝まで待つことができるのは那覇空港だけです。それ以外の空港は、深夜便到着後に空港が閉鎖されるため朝まで待機することはできません。
3つ目は、あまり満足に眠れない点です。これは人によるとは思いますが、人の多い場所ではあまり寝付けないという方にはつらいかもしれませんね。
深夜便到着後は朝まで空港内で過ごせるの?
先ほど書いた通り、那覇空港以外の空港は最終便の出発・到着後に空港が閉鎖されるため、朝まで空港内で待機することはできません。
那覇空港も待機できるのは空港の一部エリアのみとなっており、自動販売機を除いて空港内のお店は全て閉まっています。
このように深夜早朝便を運航する航空会社が増えていくなか、まだまだ空港や公共交通機関はそれに対応していないのが現状です(深夜早朝便のためだけに対応するというのはなかなか難しいことだとは思いますが……)。
最近ではホテルやレンタカー会社が深夜早朝便に対応したプランを販売していたり、航空会社自体も深夜早朝便の利用者向けに特別プランを販売するようになったので、昔よりかは全然利用しやすくなっていると思います!
羽田空港で深夜早朝便を運航している航空会社6社
ANAギャラクシーフライト
【運航路線】
東京(羽田)⇔沖縄(那覇)
【運航期間】
2019年7月12日~8月31日(運航除外日あり)
【運航時間】
・東京(羽田)→沖縄(那覇)
22:55-25:35
・沖縄(那覇)→東京(羽田)
03:35-05:55
深夜早朝便の中でも、おそらく1番知名度が高い「ANAギャラクシーフライト」!
毎年夏に期間限定で運航されている羽田⇔那覇間の深夜早朝便で、大手航空会社であるANAをお得に利用できることから大人気のフライトです。
- 機内無料Wi-Fi(一部未対応の機材あり)
- 受託手荷物と座席指定が無料
- プレミアムクラスの利用が可能
- 無料ドリンクサービス
- マイルが貯まる
大手航空会社ということもあり、サービスはとにかく良いです!無料ドリンクサービスもありますし、一部未対応の機材はあるものの機内Wi-Fiも無料で使えますし、マイルもしっかり貯まります!
通常サービスと一部異なりますが、深夜早朝便でもANAプレミアムクラスの利用が可能!
ANAギャラクシーフライトを利用するのであれば、出発75日前までの早期予約でお得に航空券が購入できる「ANA SUPER VALUE 75」での購入がおすすめ!
この早期割引を利用すると、往復約2万円で航空券を購入することができちゃいます。ただし、予約変更ができない航空券という点には気をつけてください。
※羽田→那覇の運航除外日:7/14・7/21・7/28・8/4・8/11・8/18・8/25・8/31。
※那覇→羽田の運航除外日:7/12・7/15・7/22・7/29・8/5・8/12・8/19・8/26。
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JAL深夜早朝便
【運航路線】
東京(羽田)⇔沖縄(那覇)
【運航期間】
・東京(羽田)→沖縄(那覇)
2019年9月13日(金)、2019年9月20日(金)
・沖縄(那覇)→東京(羽田)
2019年9月14日(土)、2019年9月21日(土)
【運航時間】
・東京(羽田)→沖縄(那覇)
13日/22:55-1:30、20日/22:55-1:30
・沖縄(那覇)→東京(羽田)
14日/4:50-7:10、21日/4:50-7:10
JALは2日間限定のフライトとなっています。去年の夏は那覇→羽田の早朝便を約3ヵ月間運航していたので、来年は同じくらいの期間で往復便運航するのではないかなと思っていましたが、結局2日間という超短期間でした。
羽田⇔沖縄間は、すでにANAとスカイマークの2社が運航しているだけあって、長期間運航はなかなか難しいのかもしれませんね。
個人的に那覇→沖縄線は微妙かなって感じです。5時のフライトまで空港やホテルで時間を潰すのであれば、ANAやスカイマークの2~3時のフライトを利用した方がいいような気もします(マイル目的で利用する方はいるかもしれませんが……)。
- 機内無料Wi-Fi(一部未対応の機材あり)
- 受託手荷物と座席指定が無料
- クラスJの利用が可能
- 無料ドリンクサービス
- マイルが貯まる
JALもサービスはかなり良いですね!
運賃はJALの割引運賃の1つである「特便割引3」で、羽田→那覇の普通席が21,500円、那覇→羽田の普通席が9,700円に設定されています。
スカイマーク深夜早朝便
【運航路線】
羽田⇔新千歳
名古屋(中部)⇔那覇
羽田⇔那覇
【運航期間】
2019年7月1日~10月26日(運航除外日あり)
【運航時間】
・羽田→札幌(新千歳)
21:00-22:35、21:30-23:05
・札幌(新千歳)→羽田
00:10-2:00、1:10-2:50
・羽田→那覇
2:40-5:15
・那覇→羽田
2:40-4:55
・名古屋(中部)→那覇
0:05-2:05
・那覇→名古屋(中部)
6:00-8:10
スカイマークの深夜早朝便は、他の航空会社に比べて運航路線数の多さと運航期間の長さに魅力があります。
1年を通して深夜早朝便を運航している回数もおそらく1番多い航空会社で、夏以外の期間にもちょくちょく運航しているイメージがあります(笑)
- いま得&たす得でお得に航空券が購入可能
- 受託手荷物と座席指定が無料
- 座席下に電源コンセント設置(一部未設置の機材あり)
- 毛布、飴、おしぼりが無料
スカイマークは、大手航空会社と格安航空会社の間のMCC(ミドル・コスト・キャリア)というランクに位置しています。
簡単に言えば、格安航空会社より運賃は高いけれど大手航空会社よりは安いですよといった感じ。
必ずしもこれに当てはまるわけではありませんが、大手航空会社で行っているサービスをなるべく省き、リーズナブルな運賃で空の旅を提供しています。
航空券の購入は「いま得」「たす得」という割引運賃を利用することにより、お得に航空券を購入することが可能なので、ぜひ活用してみてください!
羽田⇔沖縄間、名古屋(中部)⇔那覇間の運航除外日:7/3~7/9および9月・10月は毎週月曜と火曜、7/10~8/31は毎週月曜。
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スターフライヤー深夜早朝便
【運航路線】
東京(羽田)⇔福岡(北九州)
【運航期間】
2019年9月1日~2020年3月28日
【運航時間】
ー2019年9月1日~10月26日ー
・東京(羽田)→福岡(北九州)
22:00-23:40、22:55-24:35
・福岡(北九州)→東京(羽田)
05:30-07:00
ー2019年10月27日~2020年3月28日ー
・東京(羽田)→福岡(北九州)
22:00-23:50、22:55-24:45
・福岡(北九州)→東京(羽田)
05:30-07:00
北九州空港を拠点としているスターフライヤーは、羽田⇔北九州間の深夜早朝便を毎日運航しています。
スターフライヤーの深夜早朝便に合わせて、北九州空港⇔天神・博多方面へリムジンバスが運行してくれているためとても便利。
深夜早朝便が発着しているのは羽田空港と北九州空港ですが、リムジンバスを利用することで深夜便を利用して福岡まで、早朝便を利用して東京まで行くことが可能となります。
- 全ての機体で全席レザーシートを採用
- 全席にタッチ式液晶モニターを設置
- 受託手荷物と座席指定が無料
- 無料ドリンクサービス
- 全席にコンセントとUSBポートの設置
- 携帯用充電器の貸し出しサービス
- マイルが貯まる
スターフライヤーもスカイマークと同じMCC(ミドル・コスト・キャリア)ですが、サービスや快適性は大手並みです(笑)
もちろん運航路線が違うので比較にはなりませんが、MCC(スカイマークやエアドゥ、ソラシドエア)の中では、断トツのサービス・快適性と言っていいと思います。
スターフライヤーの深夜早朝便を利用するのであれば、出発の80日・60日前までの早期予約でお得に航空券が購入できる「そら旅80」「そら旅60」での購入がおすすめ!
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ソラシドエア深夜早朝便
【運航路線】
東京(羽田)⇔沖縄(那覇)
【運航期間】
・東京(羽田)→沖縄(那覇)
8月19日、8月26日
・沖縄(那覇)→東京(羽田)
8月18日、8月25日
【運航時間】
・東京(羽田)→沖縄(那覇)
5:45-8:20
・沖縄(那覇)→東京(羽田)
21:20-24:00
九州生まれの航空会社であるソラシドエアは、夏になると季節便として東京⇔沖縄間のフライトを数日間だけ運航します。
普段は運航していない路線なので、記念に1度乗ってみるのもいいかもしれませんね。
- 受託手荷物と座席指定が無料
- 無料ドリンクサービス
- 座席下にUSBポートを設置
- マイルが貯まる
ソラシドアエアを利用するのであれば、出発の75日、60日前までの早期予約でお得に航空券が購入できる「バーゲン75」「バーゲン60」での購入がおすすめなのですが、深夜早朝便運航の発表が毎回直前なことからこの割引運賃での購入は難しそうです。
Air Do深夜便
【運航路線】
東京(羽田)⇔札幌(新千歳)
【運航期間&運行時間】
ー7/9~9/30間の金曜日~土曜日、10/11ー
・東京(羽田)→札幌(新千歳)
21:30-23:05
・札幌(新千歳)→東京(羽田)
21:30-23:15
ー7/9~9/30間の月曜日~木曜日、日曜日ー
・東京(羽田)→札幌(新千歳)
21:30-23:05
・札幌(新千歳)→東京(羽田)
21:45-23:30
ー10/27、11/1~11/4、11/8、11/10、11/13~11/17、11/22、11/24、11/29、12/1、12/6、12/8、12/13、12/15、12/20~1/7、1/10~1/13、1/17、1/19、1/24、1/26、1/31、2/2、2/6~2/11、2/14、2/16、2/21、2/23、2/28~3/1、3/6~3/8、3/13~3/15、3/19~3/28ー
・東京(羽田)→札幌(新千歳)
21:30-23:05
・札幌(新千歳)→東京(羽田)
21:45-23:30
札幌の新千歳空港を拠点に運航しているエアドゥは、羽田⇔札幌(新千歳)間の深夜便を運航しており、2019年7月~9月は深夜便を毎日運航しています。
新千歳空港に到着する時間には公共交通機関の運行は終了していますが、深夜便に合わせて新千歳空港→札幌都心行きのリムジンバスが運航しているそうです。
- 受託手荷物と座席指定が無料
- 無料ドリンクサービス
- マイルが貯まる
- 北海道情報満載のエアドゥ機内誌「rapora(ラポラ)」の貸し出し
まとめ
各航空会社が運航する深夜早朝便を利用することで、普段では立てられない旅行のスケジュールを立てることも可能となります!
例えば、空港到着後にレンタカーで目的地まで向かい朝一で遊ぶことも可能ですし、滞在時間の長さを利用して普段より充実した日帰り旅行も可能ですよね!
ただし、お得だからといってなにも考えずに購入すると後で後悔する可能性もあります。特に各航空会社の早割を利用して航空券を購入する場合には、予約変更についての記載をきちんと確認しておくようにしてください。ほとんどの航空会社の早割は予約変更が不可となっているため、購入の際には注意が必要です。
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