上記の悩みを解決し、この記事を読み終えれば理想の旅行を実現するための旅行計画をスムーズに進められるようになります。
実際にボクは本記事の内容を実践してから、時間を浪費することなくスムーズに旅行計画を立てられるようになり、ストレスも減らせました。
まずは「旅行計画を立てる理由と旅行計画を立てる手順」から触れ、後半では「旅行計画を立てる際の3つのポイント」を解説していきます。
旅行計画を立てるのは時間を効率よく使うため
仕事や受験勉強で計画を立てることが重要なのと同じく、旅行も計画を立てることで全体像を把握でき時間を効率よく使えます。
無計画旅行(行き当たりばったり)は、「目的地でなにをするのか」「どのようなルートで巡るのか」などを当日決めるので効率が悪く、慣れていないと時間をムダにしてしまう可能性が高いです。
とくに同行者が無計画旅行を望んでいない場合、ノープランが原因で喧嘩になることもあります。
現地の人しか知らないお店を見つけたり、穴場スポットの発見、旅先での出会いなど、無計画旅行だからこその楽しさもありますが、基本的に旅行計画は立てることをおすすめします。
旅行計画の立て方6ステップ
ここでは、誰でも簡単に実践できる旅行計画の立て方6ステップを紹介します。
ボクが旅行計画を立てるときに実践している手順であり、この通りに進めればスムーズに旅行計画を立てられます。
ただ、予算を気にしないのであれば「行き先」から先に決めても良いですし、やりたいことリストを作成しながらスケジュール表に落とし込むなど、自分なりにアレンジしてもOKです。
なお、旅行期間(出発日と帰着日)が決まっているなら、交通機関や宿泊施設などの予約も同時に進めましょう。
STEP1:旅行のテーマを考える
まずは「ご当地グルメを堪能したい」「自然を満喫したい」「アクティビティを楽しみたい」など、旅行計画を立てるうえで重要なテーマから考えましょう。
はじめに旅行テーマを決めておくことで、STEP3「行き先の決定」とSTEP4「やりたいことリストの作成」をテーマに沿って行えるため、旅行計画をよりスムーズに進められます。
方向性を決める作業ですがテーマは1つに絞る必要はなく、旅行を充実させるために2~3つのテーマ設定をおすすめします。
そこまで真剣に考える必要はないので、パッと思いついたことを2~3つ書き出してみましょう。
複数人で旅行する場合、メンバー全員にテーマを出してもらうのが理想です。
STEP2:予算を決める
続いて、旅行計画の柱とも言えるべき予算を決めましょう(予算を気にしない方はSTEP3へ進んでください)。
交通費、宿泊費、食事代、お土産代、入場料など、予算には旅行での出費をすべて含め、予算内に収まるように旅行計画を立てることが重要です。
旅費に使えるお金がいくらなのかを把握するためなので、飛行機代5万円、宿泊費3万円、食費2万円のように細かく予算を決める必要はありません。
予算を最後に決めるケースも多いですが、「行き先」から決めて後々予算内に収まらないとわかった場合、それまでの時間が無駄になります。
複数人で旅行する場合は、メンバー全員で話し合って予算を決めよう
STEP3:旅行期間・行き先を決める
まずは気になる都道府県や国をいくつかピックアップし、そこからSTEP2で決めた予算内に収まる「行き先」を探しましょう。
旅費の大部分を占める交通費と宿泊費を調べれば、行き先ごとの旅費はだいたい予測できます。
スケジュールが未定の場合を除き、「予算」と「行き先」が決まるこのタイミングで、旅行期間(出発日と帰着日)を決めてしまうのがおすすめ。
また、飛行機・新幹線・夜行バス・自家用車・レンタカーなど、目的地までの移動手段もあわせて決めましょう。
早割でおトクに予約するなら、早い段階から予約作業を進めることが大切です。
STEP4:やりたいことリストを作成する
STEP1「旅行テーマ」とSTEP3「行き先」をもとに、現地で訪れたいお店やスポット、宿泊したいホテルや旅館、やりたいことをリスト化します。
「水族館に行きたい→◎美ら海水族館に行きたい」「アクティビティを楽しみたい→◯カヤックを楽しみたい」のように具体的にリストアップし、優先順位をつけておくと後々のまとめ作業が楽になります。
- ◎=絶対に行きたい
- ◯=なるべく行きたい
- △=時間があれば行きたい
この時点ではコースのことはあまり気にせず、とにかくリストアップに集中しましょう。
訪れたいお店やスポット、やりたいことがあまり出てこない方は、ネット・SNS・ガイドブックなどを活用するのがおすすめ。
とくにInstagramはグルメやスポット情報が溢れているので探しやすいです。
STEP5:観光コースを考える
STEP4のやりたことリストをもとに、地図アプリなどで確認しながら観光コースを考えていきます。
まずは「◎=絶対に行きたい」を地図上で確認し、大まかなコースの骨組みを作ります。
続いて「◯=なるべく行きたい」を地図上で確認し、さきほどの骨組みに肉付けをしていくのですが、この際しっかり移動時間も考慮することが重要です。
うまくスケジュールの調整をしつつ、余裕がありそうなら「△=時間があれば行きたい」をコースに足しましょう。
やりたいことリストを多く達成するコツとしては、なるべく同じエリアにまわる場所を集約させ、移動時間を短くして効率よくまわることです。
また、営業時間と定休日は必ず調べておき、悪天候だった場合のコースも考えておくと安心です。
STEP6:スケジュール表に落とし込む
STEP1~STEP5までの作業が済んだら、最後は全日程をスケジュール表に落とし込みましょう。
スケジュール表を作ることで旅行の全体像を把握できるため、計画をスムーズに進めることができます。
スケジュール表には1日のタイムスケジュール以外にも、予約完了メールを見返したり、再度ネットで調べ直す必要がないように、上記情報などを記入しておきましょう。
ボクはGoogleカレンダーを利用していますが、他のスケジュールアプリ・スマホのメモ帳・Excel・紙など、自分の使いやすいもので構いません。
旅行計画は今すぐに始めるのがオススメ
おそらく本記事を読んでいるほとんどの方は、「◯月に国内旅行または海外旅行へ行こうか」といった話が出ていると思いますが、旅行が決まった段階で計画をスタートさせるのが理想です。
旅行計画を早めに立てる理由は、下記3つのメリットがあるからです。
- きちんとリサーチした上で旅行計画を立てられる
- 旅行商品の予約が取りやすい(空席・空室が多い)
- 早割でお得に予約できるケースが多い
出発直前に旅行計画を立て始めると、リサーチ不足で当日計画通りに進まなかったり、希望する交通機関や宿泊施設の予約が埋まっていて取れない可能性もあります。
スケジュールが未定でいつ行けるかわからない場合でも、予算や行き先の決定、やりたいことリストを考えるなど、予約以外でできることを少しずつ始めましょう。
とくに海外旅行は国内旅行と状況が異なるため、時間に余裕をもって旅行計画を立てることが大切です。
旅行計画を立てる際の3つのポイント
ここでは、旅行計画を立てる際に押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
- 1日の予定を詰め込みすぎない
- お得に予約したいなら早割を活用しよう
- 「パスポートの残存有効期間・未使用査証欄」と「ビザの要否」を確認する
どれも重要な内容なので、サクッと目を通しておくだけでも旅行計画を立てる際に役立つはずです。
それでは順番にみていきましょう。
1:1日の予定を詰め込みすぎない
はじめて訪れる場所は所要時間を正確に見積もることが難しいため、1日の予定を詰め込みすぎるのはリスクが高いです。
スケジュールが押しているせいでゆっくり食事ができなかったり、人気スポットを満足にまわれないといったことが起きます。
ボクも昔はお店やスポットを沢山まわりたい派だったので、1日の予定をできるだけ詰め込んでいましたが、道路が渋滞していたり、人気店は行列ができていたりで、ほとんどスケジュール通りに進まないことが多かったです。
タイムスケジュールを考えることは大切ですが、あまりにもパツパツにスケジュールを組んでしまうと、せっかくの旅行も楽しめずに疲れてしまいます。
トラブルが発生しても対処できるように、スケジュールには余裕をもたせましょう。
2:お得に予約したいなら早割を活用しよう
早割とは特定の期間より前に予約すれば、通常より割引価格で販売しますというサービスです。
ほとんどの旅行商品で早割が設定されているため、なるべく旅費を抑えたいと考えている方は早割での予約がおすすめ。
実際どのくらい料金差が出るのか、ANA航空券とザ・リッツ・カールトン沖縄を例に「出発20日前の予約」と「出発3ヶ月前の予約」で比較してみました(2023年7月30日現在)。
ANA航空券の場合、出発20日前の予約は指定日最安40,760円、出発3ヶ月前の予約は指定日最安15,460円でした。
出発直前よりも出発3ヶ月前の予約のほうが25,300円おトクという結果になりました。
ザ・リッツ・カールトン沖縄の場合、出発20日前の予約は指定日最安210,750円、出発3ヶ月前の予約は指定日最安144,589円でした。
出発直前よりも出発3ヶ月前の予約のほうが66,161円おトクという結果になりました。
早割を狙うなら早い段階から予約することが大切ですが、販売管理を適切に行わず割引をしている会社は、早割で予約することが必ずお得とはならないので注意しましょう。
パッケージツアー(交通機関+宿泊)もセット割が適用されるケースが多いのでお得だよ!
関連【パッケージツアー】旅行会社おすすめ16選比較ランキング
※早割の名称は旅行商品により異なります。
補足:旅行商品の発売時期まとめ
旅行商品のおおよその発売時期を下記にまとめたので、これから予約する方は参考にしてみてください。
あくまで目安なので、詳しくは予約サイトの公式HPを確認しましょう。
飛行機(国内線) | ANA:搭乗日355日前、JAL:搭乗日330日前、スカイマーク・スターフライヤー・エアドゥ・ソラシドエア・LCC:運航スケジュール発表時に約半年分(年2回) |
飛行機(国際線) | ANA:搭乗日355日前、JAL:搭乗日360日前、LCC:運航スケジュール発表時に約半年分(年2回) |
新幹線 | 乗車日1ヶ月前の午前10時(例外日あり) |
国内ツアー | 航空券+ホテル:航空券の発売時期と基本同じ、JR・新幹線+ホテル(旅行会社経由の予約):乗車希望日の6ヶ月前(乗車日の1ヶ月前までは事前リクエスト受付)、えきねっと:乗車日の1ヶ月前10:00から(事前受付サービスあり) |
海外ツアー | 航空券+ホテル:航空券の発売時期と基本同じ |
夜行バス | 乗車日の1ヶ月〜6ヶ月前(バス会社により異なる) |
レンタカー | ニッポンレンタカー:返却日の最長210日前(91日~210日前の予約は一部エリア・一部クラスのみ)、オリックスレンタカー:出発日の12ヶ月前、トヨタレンタカー:出発日の3ヶ月前 |
アクティビティ | アソビュー!・じゃらん遊び&体験・SOTOASOBI・ACTIVITY JAPAN・VELTRA・KKday:主催会社によって異なる |
国内・海外ホテル | 宿泊希望日の6ヶ月〜1年前(予約サイトにより異なる) |
テーマパーク | 東京ディズニーリゾート:2ヶ月先の同日分(オンラインストア)、USJ:来場希望日の3ヶ月前(オンラインストア)、富士急ハイランド:来場希望日の1ヶ月前、東京サマーランド:来場希望日の1週間前、横浜アンパンマンこどもミュージアム:来館日3日前、三鷹の森ジブリ美術館:毎月10日10:00より翌月入場分を発売 |
3:「パスポートの残存有効期間・未使用査証欄」と「ビザの要否」を確認する
海外旅行の場合は渡航先国が決まった段階で、「渡航先国が必要とするパスポートの残存有効期間&未使用査証欄」と「ビザの要否」を必ずチェックしておきましょう。
ほとんどの国では入国に際して必要な残存有効期間を設定し、あわせてパスポート査証欄の余白を数ページ求めている国もあります。
パスポートとビザどちらもすぐに発給することはできないため、日数に余裕をもって申請しておくことが大切です(アライバルビザを除く)。
- 残存有効期間:パスポートの有効期限までの残りの日数のこと
- 未使用査証欄:パスポートの査証やスタンプが押されていない未使用ページのこと
入国目的や滞在期間によって異なるため一概には言えませんが、観光目的であれば3~6ヵ月以上の残存有効期間、2項以上の未使用査証欄を必要としている国が多いです。
ビザは国ごとに要否が異なることから渡航先国によってはビザなしで入国できますが、ビザ免除国でも電子渡航認証は必須となっているケースが多いので注意。
渡航目的や滞在日数などで取得すべきビザは変わるため、ビザが必要な場合は自分の渡航目的・滞在日数にあったビザを取得してください。
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まとめ:旅行計画は今すぐ始めよう!
本記事では、旅行計画の立て方、旅行計画を立てる際のポイントなどを解説しました。
最後にもう一度、旅行計画を立てる手順をおさらいしましょう。
上記6ステップで進めれば、時間を無駄にすることなくスムーズに旅行計画を立てられます。
「きちんとリサーチした上で旅行計画を立てられる」「早割でおトクに予約できる」などのメリットを考えると、旅行が決まった段階で計画をスタートさせるのが理想です。
ただし、完璧な旅行計画を立てようと神経質になりすぎると、当日スケジュールの進行状況ばかり気になって肝心の旅行を楽しめなくなります。
旅行計画を立てることは大切ですが、あまり完璧を求めすぎず、旅行にトラブルはつきものくらいの気持ちで旅行計画を立てましょう。