スカイスキャナーは、世界最大級のオンライン旅行会社Trip.com Groupのグループ会社が運営する、月間1億人以上に利用されているメタサーチ(横断検索エンジン)です。
知名度の高さから国内・海外旅行で利用されることが多いものの、「利用者の評判・口コミはどうかな…」「怪しいサイトだったらどうしよう…」と気になっている方も多いと思います。
そこで今回は、スカイスキャナーの評判・口コミや利用するメリット・デメリットなどを解説します。
これからスカイスキャナーの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
スカイスキャナーは「旅行会社」「比較予約サイト」「航空会社」から最安値航空券を探してくれる
スカイスキャナーは、提携している旅行会社・比較予約サイト・航空会社などで販売している航空券の価格を比較できるメタサーチです。
メタサーチは航空券の価格を比較するだけのサービスなので、実際の予約は各サイトへ移動して行います。
- 世界の約1,200の旅行会社や航空会社と提携
- 最安値航空券を探すための検索機能が充実
- 予算内で収まる行先を簡単に見つけられる
スカイスキャナーの特徴としては上記があげられ、「旅行会社や航空会社との提携数」と「検索機能の充実度」は他サービスと比べて優れています。
メタサーチは最安値航空券を横断して探せる便利なサービスですが、特徴を理解せずに利用してトラブルになるケースも多いため、デメリットもしっかり理解した上で利用を検討しましょう。
スカイスキャナーの評判・口コミ
スカイスキャナーの評判・口コミをまとめました。
利用者のリアルな口コミを集めたので、これからスカイスキャナーを利用する方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
スカイスキャナーの良い評判・口コミ
まずは、スカイスキャナーの良い評判・口コミからみていきましょう。
Twitterを調査した結果、「お得な航空券が見つかる」や「検索機能が充実している」といった声が多いことが分かりました。
お得な航空券が見つかる
スカイスキャナーのようなメタサーチは、提携している旅行会社・比較予約サイト・航空会社の最安値航空券を簡単に探せるため、お得な航空券を見つけやすいです。
旅行計画の段階でスカイスキャナーを頻繁にチェックしていると、予想以上に安い航空券と出会える可能性があります。
ただし、全ての旅行会社・比較予約サイト・航空会社と提携しているわけではないので、必ず航空券を安く予約できるわけではありません。
検索機能が充実しているから安い航空券を見つけやすい
スカイスキャナーは安い航空券を探すための機能が充実しており、例えば気になる航空券の価格変動をメールで知らせてくれる「プライスアラート」、航空券の価格変動が一目で分かる「カレンダーとチャート表示」などがあります。
こういった機能を活用すれば、よりお得な航空券を見つけやすくなるので、ぜひ活用してみてください。
スカイスキャナーの悪い評判・口コミ
続いて、スカイスキャナーの悪い評判・口コミを見ていきましょう。
Twitterを調査した結果、「海外の旅行会社を利用したらトラブルになった」「最終的には航空券の料金が変わっている」といった声が多いことが分かりました。
最安値で表示される海外の旅行会社は危険
これはスカイスキャナーに限らずメタサーチ全般に言えることで、どうしても航空券を安く販売している海外の旅行会社が最安値として表示されることが多いです。
最安値として表示される海外の旅行会社の中には、キャンセル・返金時にトラブルとなるケースが多いところもあり、問い合わせても返信が返ってこないといった口コミもよく見かけます。
スカイスキャナーが問題のある旅行会社や航空会社と提携を解除しない限り表示され続けるので、料金の安すぎる旅行会社はトラブルも多いことを理解しておきましょう。
予約先サイトに移動すると航空券の料金が変わる
スカイスキャナー自体は手数料無料で利用できるものの、予約先サイトでLCCの受託手荷物の追加、海外旅行保険の追加、クレジットカード手数料などで追加料金が発生し、航空券の最終的な料金が変動する場合があります。
とくにLCCを利用する場合は、受託手荷物を追加すると運賃が高くなってしまうので、なるべく機内持込手荷物の範囲内の荷物量にするのがオススメです。
受託手荷物が多くなりそうな方は、受託手荷物が無料な大手航空会社や中堅航空会社の利用を検討しても良いでしょう。
予約先サイトに移動すると空席ナシになる
スカイスキャナーで最安値航空券を探していると、スカイスキャナー上では空席と表示されているのに、予約先サイトへ移動すると空席ナシと表示されることがよくあります。
空席ナシなので予約先サイトでは希望の航空券より高い類似商品を勧めてくるのですが、このやり方に不満を持っているユーザーも多いです。
こういった事が頻発すると時間の無駄だなと感じますし、スカイスキャナーも何かしらの対策を取ってほしいですね。
スカイスキャナーを利用するメリット・デメリット
最安値航空券を比較できるスカイスキャナーを利用するメリット・デメリットにはどんなことがあるのでしょうか。
ここからは、スカイスキャナーを利用するメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
「スカイスキャナーなんて使わなければ良かった…」と後悔しないためにも、ぜひ参考にしていただければと思います。
スカイスキャナーを利用するメリット
スカイスキャナーを利用する3つのメリットは下記です。
- 航空券の価格を1社1社調査しなくて済む
- 提携数が約1,200と多いため最安値航空券を見つけやすい
- 目的地が決まっていなくても予算内で収まる旅行先候補を探せる
1:航空券の価格を1社1社調査しなくて済む
メタサーチ最大のメリットとして挙げられるのが、提携先の旅行会社・比較予約サイト・航空会社の最安値航空券を一括比較できるため、1社1社の運賃を調査する手間を省ける点です。
出発地・目的地・日付・人数を入力すれば30秒ほどで検索結果が表示されるので、初めて利用する方でも簡単に最安値航空券を探せます。
非常に便利なサービスであることは間違いないのですが、メタサーチのデメリットを理解した上で利用しないと後悔するので、「スカイスキャナーを利用するデメリット」は必ず目を通しておきましょう。
2:提携数が約1,200と多いため最安値航空券を見つけやすい
スカイスキャナーは他のメタサーチと比べて提携数が多く、約1,200の旅行会社・比較予約サイト・航空会社と提携しています。
エアトリやExpediaなどの日本で人気のある旅行会社とも提携しているものの、どちらかと言えばGotogateやMytripなどの日本ではメジャーではない海外の旅行会社との提携が多い印象です。
提携先の評価やカスタマーサービスの日本語対応の有無を確認することはできますが、提携先を利用したユーザーの口コミは掲載されていないため、自分の知らない旅行会社や比較予約サイトを利用する場合はネットやSNSで評判を調べるようにしましょう。
3:目的地が決まっていなくても予算内で収まる旅行先候補を探せる
スカイスキャナーはお得な航空券を探すための検索機能が充実しており、目的地が決まっていなくても「すべての場所」で検索すれば、予算内で収まる国を探すことができます。
航空券の検索画面で目的地の欄に”すべての場所”と入力するだけなので、初めての方でも操作に迷うことがありません。
その他にも、気になる航空券の価格変動をメールで知らせてくれる「プライスアラート」の設定や、航空券の価格変動が一目で分かる「カレンダーとチャート表示」など、お得な航空券を予約するための機能が充実しています。
スカイスキャナーを利用するデメリット
スカイスキャナーを利用する3つのデメリットは下記です。
- トラブル報告の多い海外の旅行会社が最安値として表示される
- LCCは追加料金が発生する場合がある
- 問い合わせは予約先のサイトにしなければならない
1:トラブル報告の多い海外の旅行会社が最安値として表示される
メタサーチは国内・海外の旅行会社や航空会社から最安値航空券を探せる便利なサービスですが、トラブル報告の多い海外の旅行会社が最安値として表示されることが多く、キャンセル・返金時のトラブルをよく聞きます。
これはスカイスキャナーに限らずメタサーチ全般に言えることで、英語に慣れていない方やサポート体制を重視している方には向いていません。
とくに海外旅行は金額も大きくトラブルになると大変なので、よく検討してから利用するようにしましょう。
英語に慣れていない方やサポート体制を重視したい方は、「航空券比較サイトおすすめランキング」や「旅行会社おすすめ比較ランキング」の記事を参考にするのがオススメです。
2:追加料金の発生で航空券の最終的な料金が変動する場合がある
スカイスキャナーで表示される金額は、税金や手数料の見込み額が含まれたものとなっていますが、LCCの受託手荷物料や海外旅行保険の追加、クレジットカード手数料などで追加料金が発生し、航空券の最終的な料金が変動する場合があります。
スカイスキャナーで表示されていた金額と大きく変わることもあることから、予約先サイトに移動しないと最終的な料金が分からない点は、スカイスキャナーの大きなデメリットとも言えます。
とくにLCCは、受託手荷物や座席指定などが追加オプションとなっている代わりに運賃が安くなっているので、これらを追加すると大手航空会社や中堅航空会社と運賃が変わらないケースも多いので注意しましょう。
3:問い合わせは予約先のサイトにしなければならない
スカイスキャナーは最安値航空券を比較するだけのサービスなので、質問やトラブル時の問い合わせは予約先のサイトにする必要があります。
旅行会社や航空会社によっては、日本語での問い合わせに対応していなかったり、問い合わせ方法が異なるため、予約先のサイト選びには十分注意しましょう。
Google翻訳などを活用すれば英語での問い合わせもそこまで難しくはありませんが、少しでも不安に感じるならメタサーチの利用は避けたほうが良いです。
【結論】スカイスキャナーが向いているのは予約先サイトの評価を気にしない人
スカイスキャナーは約1,200の旅行会社や航空会社などと提携していますが、日本で利用者の多い旅行会社・比較予約サイトは検索結果に表示されないので、本当に最安値航空券を予約できているかは疑問が残ります。
また、メタサーチを使い慣れていない場合は、最安値として表示される海外の旅行会社を利用してトラブルになるケースも多いです。
個人的には航空券単体での予約より、割引が適用されるダイナミックパッケージ(航空券+宿泊)での予約がおすすめ。
ダイナミックパッケージでの予約を検討する方は、「旅行会社おすすめ比較ランキング」の記事を参考にしてみてください。
≫ 旅行会社おすすめ16選比較ランキング!人気の旅行会社を徹底比較
スカイスキャナーの使い方【3ステップ】
この章では、初めて利用する方に向けてスカイスキャナーの使い方を解説していきます。
なお、スカイスキャナーはメタサーチなので、実際の予約は各サイトへ移動して行う点に注意しましょう。
- STEP1:出発地・到着地・日程・人数を入力
- STEP2:気になる便を選択
- STEP3:予約サイトを選択
STEP1:出発地・到着地・日程・人数を入力
まずはスカイスキャナー公式HPで出発地・目的地・日程・人数を入力します。
目的地を「すべての場所から探す」にすると、希望した日程で安く渡航できる国を検索できます。
気になる国を選択するとさらに安い地域が表示されるため、まだ目的地が決まっていない時に便利です。
また、日程は「日付を指定」と「月全体」が選択でき、「月全体」で検索することで1日ごとの価格を確認できます。
STEP2:気になる便を選択
「最安プラン」「最適プラン」「最短プラン」での並べ替え、「経由地」「出発時刻」「航空会社」などでの絞り込みも可能。
気になる便を見つけたら「詳細」をクリックしてください。
STEP3:予約サイトを選択
「サイトへ移動」をクリックすると予約先サイトに移動するので、手順に従って航空券の予約を完了してください。
旅行会社ごとの評価や日本語の問い合わせ窓口の有無も確認できます。
なお、LCCは予約先サイトで受託手荷物を追加できる場合があるので、手荷物が多い方は追加しておきましょう(有料オプション)。
受託手荷物の追加オプションが出てこない場合、予約完了後に航空会社の公式HPから追加する必要があります。
スカイスキャナーに関してのよくある質問【Q&A】
最後に、スカイスキャナーの利用前に押さえておくべき知識やよくある質問をまとめました。
- 航空券の予約に手数料はかかる?
- キャンセル料はいつからかかる?
- 手荷物を預けたり座席指定はできる?
- 航空会社のマイルは貯まる?
- 航空券+ホテルでの予約はできる?
- 航空券の予約に手数料はかかる?
- 予約先サイトによっては手数料がかかります。
スカイスキャナーで表示されている金額には、予約先サイトでかかる税金や手数料の見込み額が含まれています。ただし、受託手荷物の追加・海外旅行保険の追加、クレジットカード手数料などで追加料金が発生し、航空券の最終的な料金が変動する場合がある点には注意してください。
- キャンセル料はいつからかかる?
- 予約先サイトにより異なります。
詳細は予約先サイトに問い合わせてみてください。
- 手荷物を預けたり座席指定はできる?
- LCC以外の航空会社なら無料で出来ます。
LCC以外の航空会社は、受託手荷物料や座席指定料が運賃に含まれているため、無料範囲内であれば追加料金なしで出来ます。対してLCCは受託手荷物や座席指定が有料オプションとなります。予約先サイトへ移動後に受託手荷物や座席指定オプションを追加できない場合、航空会社の公式HPから追加する必要があり、航空券と一緒に予約するよりも割高となります。
- 航空会社のマイルは貯まる?
- マイレージサービスのある航空会社なら貯まります。
マイレージサービスのある航空会社であれば、基本的にマイレージを加算できます。マイルの登録方法は予約先サイトにより異なるので、詳しい登録方法は予約先サイトに問い合わせてみてください。
- 航空券+ホテルでの予約はできる?
- 航空券とホテルを別々に予約することは出来ます。
ダイナミックパッケージでの予約は出来ませんが、航空券とホテルを別々に予約することは可能です。ダイナミックパッケージで予約したい方は、「旅行会社おすすめ比較ランキング」の記事が参考になります。
まとめ:スカイスキャナーは便利だが利用する際は注意も必要
今回は、スカイスキャナーの評判・口コミ、利用するメリット・デメリットなどをご紹介しました。
僕自身が利用した経験から言えることは、スカイスキャナー自体は安全に利用できるサービスですが、トラブルの多い海外の旅行会社が最安値として表示されることも多いので注意が必要です。
また、海外の旅行会社は「日本の旅行業登録」を受けていないため、旅行業務取扱管理者の選任義務や営業保証金の供託義務などの消費者保護のための義務が課されていない点も頭に入れておきましょう。
英語に慣れていない方やサポート体制を重視したい方は、「航空券比較サイトおすすめランキング」や「旅行会社おすすめ比較ランキング」の記事を参考にするのがオススメです。
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